日々のでんチャン 略して日々でん | ||
DENの店長代理であり、サイト製作者denの ひとりごと。にせ格言。たわごと。ぐち。 |
DENの店長のdendenの 日記はこっち |
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2007年旧暦の新年(2月18日)をもって、 日々のでんチャンはブログに移行します。 とりあえず、実験的に始めてみますのでよろしくお願いします。 ブログの名前は、 うつわな日々でん どうじょ よろぴく うつわとともに旧暦を生きるのだ〜 |
火事からだいぶ体力も吸い取られたか、風邪ぎみで持病の胃痛も再発して どうも具合が直らないので、気分転換に、気になっていた展覧会に出かけた。 世田谷美術館でやっていた富本憲吉展だ。
今回はそれよりもずっと多い作品数で、おそらく国内最大の回顧展だったのではないかと思う。 今回改めて感じたのは、繰り返しの意味についてだ。 憲吉の作品は非常に限られた、厳選された模様が実に多い。 それが羊歯模様だったり、花模様だったり、柳や葡萄だったり。 書く文字も“風花雪月”など限定された文字が多い。 作品の形状も、四角鉢、六角鉢、八角鉢など偶数の正角形が多く、 代表的な壺の形状はどれも非常に似たものになっている。 これは、どれほど憲吉が同じ条件での微妙な向上を極めようとしたかを物語っている。 繊細な模様の繰り返しが、観る者を曼陀羅的めまいに誘う。 何故にこれほどまでに、繰り返すのか!そう問いたくもなる。 が、その問いも会場を出るころには、なんとく納得してくる。 憲吉が求め続けたもの それは時空を超える試みだったのではないだろうか。 無心に繰り返し経を読むときの恍惚に似て。そして その恍惚の先にある光。 それを追求し続けたのではないだろうか。 散漫な浮わついた心の対極にある心 骨太の職人的求道心を見たような気がする。 |
8月5日の月曜日に最寄の駅のターミナル上の歩道橋の手摺を朝から 工事していた。すると30分もしない間に左足の指がものすごく痛み出した。 これはもしや痛風というものでは って思いもしたが、 その痛みやただものでなく、しまいに歩けないほどになった。 そこが終わると、市の職員(手摺は市の公共工事)に、 すぐ近くで現場を見て見積りしてもらいところがあるという。 それが、前日に大火事になった古い商店街のところ
寸法どりしていると、さらに足の痛みはどんどん増し、 ほんとうに死ぬほどの痛みをこらえて採寸を終え、必死に自宅に戻った頃には もう、左足全体がしびれるほどだった。 が、靴下を脱いで患部を見てみると、おどろき!桃の木!山椒の木!(古〜っ) ものすごいでっかい血豆が第二指と第三指の両方で炸裂しているではないか! 今朝なんともなかった足指が、わずか2.3時間でこんなになろうとは信じられなかった。 そのあと病院で診てもらったが、医者もその異様な患部を見て首を捻るばかり。 何度考え直しても不思議でならない。 今、足の痛みはほとんどなくなってきて、冷静に思い返すと その火事との妙な因縁を感じてきた。 その火事の発生する数時間前、つまり前日の夜11時ごろまで、 その発生現場のすぐそばで、仲間数人と飲んでいた。 そしてまさにその現場を通過して帰宅したのだ。 そしてその火事の翌日の朝から、私はすぐそばで、工事ををはじめていたのだ。 それが、終わると引き寄せられたかのように、その火事現場を見せられたことになる。 その間の2.3時間に、なんでもなかった足指が猛烈に痛み、 巨大な血豆を私の左足の指に作ったのだ。 この火事と私の足指の激痛を関連付けるのは、安直と思うかもしれないが、 その商店街は戦後直後の闇市から自然発生した路地で、地権者不在で、 そこだけポッカリと開発が取り残された いわば街の暗部なだけに、 無数の妖魔が棲んでいたとも考えられる。 思えば、毎年かかさず豆まきする私が、今年に限って、節分のその日に豆蒔きを放棄して このすぐ近くの居酒屋で飲みあるき、旧暦正月には護摩供養までしていたのに、 今年はさぼって、立春そうそう被災現場のそばで、簡単な仕事をしていた罰なのだろうか? しかし、 妖魔は私に一度とりついたとしても、私の指先から抜け出ていったように感じている。 恐ろしいことは、ほんとうにあるものなのだ。くわばら くわばら それでも、これではっきりしたことがある。 どうやら、私のからだは、妖魔にとって居心地が悪い!! そして・・・ほんとうに知ることは 痛みを伴う! ・・・らしい・・・たぶん |
ふだん、マックになどめったに行かない私だが、 マックの絶妙な宣伝効果に乗ってメガマック食べたさに、 何度かマックに行ってしまった。 行くとかならず、メガマックは売り切れで、 売り切れゴメンのクーポンメガマック190円券と、コーヒー30円券をくれた。 それはお徳だだとばかりそのクーポン券をもっていくと、またメガマックは売り切れで 別のものを買うとまたクーポン券をくれた。 その次もまた売り切れで別のものを買うとまたクーポン券をくれた。 でクーポン券が3枚になってちょっと考えた。 もしかして、マックの戦略にはまってる? 私は昼前にマックなど行きたくない。 でもメガマックは食べてみたい。 でも私の行く頃にはメガマックはかならず売り切れだ。 で、クーポン券は増える。 メガマックのは期間限定ゆえクーポン券は無駄になるかも。 む む むぅ〜 孫子いわく 『餌兵は食らうなかれ』(おとりの兵に飛びついてはいけない!) で、風林火山よろしく 私は山となり動かず、妻に先鋒をやらせた。(賢い!) つまり、クーポン券を2枚もたせて二人分のメガマックを昼時より少し早い時間に 買いにやらしたのだ。なぁ〜んだって思うだろうが、 これが一番マックを攻略の最善策!! みごと440円で、メガマックとコーヒー二人分ゲット!
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あっと言う間に一年は過ぎますね。 このページは一年分入るようになってしまいました。 なんと書き込みが減少しているということか! このページの一番下に息子の写真をのせて、“光陰矢のごとし”って 書きましたが、まことにそうです。 あれから息子はこの一年で7cmあまりの伸びて いっそう 小憎らしいものになっています。 さて 展示会も好評のうちに終わり、店長(我が妻=denden)も ようやくゆとりが出てきたのか 少しづつ年末の片付けをしているもよう。 ふと普段ぐちゃぐちゃになっている長椅子に目をやると、 不思議な片付け方がしてある。 グローブみっつと、野球のボール数個と 薩摩芋数個 う〜ん どうなんだろう これ? うまく整理されているような気もするがそのばしのぎのような気もする。 が、実に我が家らしい風景でもある。 入れ物もなんか 味わいある三つなのね。 まぁ じゃっかん たのしみながら 片付けしてるって感じかな? もしかして ボールの代わりに芋を投げあう秘密トレーニングしてる? |
“川口聡一、吉田学 二人展”がDENにて開催中ですが、 今日は、吉田学さんがDENに在廊してくださいました。 私も夕方になって、DENに行って吉田さんと楽しいお話しができました。 吉田さんは、小さい頃からお魚な好きで その流れで、 大学も水産学部に行った人。 そのまた同じ流れで、陶芸家になったことを 本日再び確認しました。 大海を行くマグロように、とても気持ちよい方 その気持ちよさが、うつわに出ています。 料理を気持ちよく受けとめてくれる包容力がある“うつわ”たちです。 ぜひ使ってみてください。 |
柿のうまい季節だが、ことしの柿はまた格別にうまいような気がする。 子規の“柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺”っていうのがあるが、 いにしえの日本のイメージと、柿は非常によく合う。 りんごやみかんは、英語が出てきても、 柿は出てこない人も多いでしょう。 persimmonって言われれば、ああ そうだったの?となるが、 柿はどうやら日本原産らしく、日本の柿は世界中に広まっていて “KAKI”で通用するらしいから、日本的なものの代表といっていい。 民芸でも柿渋染め、陶芸の柿釉と藍などと同様日本を代表する色だった。 “藍は藍より出でて藍より青し”というが、柿の場合 “柿は柿より出でて、柿より渋し”って感じ。 伝統色の柿色とは、黄色の強い赤のことでなく、 ずっと茶色に近く渋みのある色のことだ。 私も、小さいころよく木登りしたのが、柿の木で、どこにでもある木だったが、 いまでは、柿の実を見ると、ものめずらしく懐かしいような気持ちになる。
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すっかり寒くなってしまって、 布団の温かみが身にしみるようになりました。 であるから、私もようやく布団から落ちないようになりました。 8月5日の日記に描いたこの絵は、今見直すと 殺人現場の現場見取り図にしか見えない。 こんな感じ↓ うっうっうっ・・・ |
今度は赤いうんちです。 妻がすすめるサプリメントを2.3日飲んでいたら、 うんちが素焼きの陶器くらい猛烈に硬くなり、 出口に傷を付けてしまったようです。 ちなみに血便は、上の方(胃や十二指腸)で出血した場合には、 出てくるまでに酸化して黒くなるそうです。 今度は出口付近なので、きれいな赤色でした♪ 昨日、 その血便状態で、ソフトバンクの窓口で、4時間近く待たされたので、 精神的にも肉体的にもボロボロになってしまいました。 憎っくきは、ソフトバンクとサプリメント!! 何がソフトだ!マネー戦略ばっかりしないで、 ソフト(人材やシステム)の育成をしろぃ! なにがサプリだ!おれのおしりは、ザップリだぃ! そいうえば先日の、短歌が良くなかったのかも。 痔を助長する歌だったかも。 黒い月 黒いうんちに 黒い雪 われて くだけて さけて ちるかも -den- あらため、 (実朝の名歌を穢した罰として痔になった者が詠める) 世の中が黒や赤でも 生きよ!少年 君の未来に紺碧の空 (少年自殺多発によせて-den-) |
ごくろうさま ありがとうさん などと言うから、この“さま”や、“さん”を変えて ごくろうちゃん ありがとちゃん なんて言うことはある。 それはそれなりに、かわいいのでイイのだが、 最近私は、ただいま とか おはよう にも “ちゃん”を付けてるのです。 ただいまちゃん おはようちゃん ごめんなちゃん おやすみちゃん お気に入りです。使いたい人は、私に無断で使ってもいいよ。 |
黒いうんちが出るので、 めずらしく心配になって、病院に行ったら、即入院させられちゃいました。 胃潰瘍で一週間ほど入院していました。 と 言うわけで、長い間このページも更新しないでいたら、 秋もすっかり深まって もう11月 もう来年の声さえ聞こえてきそう。 黒い月 黒いうんちに 黒い雪 われて くだけて さけて ちるかも -den- |
中秋の名月も、揺れて見えるほど ここ2.3日風邪をこじらしてつらかった。 今朝はすこしだけ良いようなので 起き出して、シリアルを食べてみた。 気分転換に、茶箪笥の奥の方から 望月明日太さんの抹茶碗を取り出して たっぷりシリアルを盛ってみた。 抹茶碗は、茶筅のこすれを気にする人が多いので、内側はたいていツルリと作るので、意外に飯碗やスープ碗にも使い勝手がいいのだ。 シリアルにミルクでも、木のスプーンを使えば安心して使える。 ちなみにこの茶碗は、 銀座黒田陶苑で買ったのだが、 本格的な抹茶碗にしては、 とてもお手頃な価格で手に入れた。 望月明日太さんには、 最近お会いしてないが、 中秋の月のきれいなこの季節には、 思い出すお名前だ。 名が体を現すというが、その言葉通りの体格と、お人柄の人。きっと精力的に作陶していることだろう。 |
以前にも書いたことがあるが、 金木犀の、強い香りと、それに反してさりげない咲き方が好きだ。 足元に落ちて はじめてそれと気づいたりする。 昨日から明日にかけての秋雨で、相当の金木犀は花を落としてしまうのだろう。 用があって川崎に行ったんで、例のごとくに川崎大師に寄ってみると、 お遍路姿のお大師さまの像の傍らに、大きな金木犀があるのに気づいたのだ。 もちろん香りがしたからだ。 何十回もこのお遍路像(わらじ供養)には訪れているものの、今日はじめて気づいた。 出会いっていうのは、そういうものなのだ。
この良寛の漢詩を、再来週 大きなホールでの詩吟の発表会で 独吟することになっていて、いま毎日 何度も唸っている。が、 ちょっと やりすぎで、ぜぃぜいしてるぜ 今日は。風邪ぎみか? |
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後藤義国作陶展のご案内状で使った画像を Tシャツにしてみました。 印刷屋さんが、新しくはじめた有料サービスで、 案内状といっしょに箱に入ってやってきました。
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9月27日からの作陶展がはじまります後藤義国さんから、 壷の写真が届きました。 後藤さんのご自宅の縁側で、撮影した写真でいい感じです。
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ここのところ、仕事の合間に マッサージ器具みたいなものを作っている。 これもそのひとつ。 従来のツボ押し器と並べて撮影してみた。 日頃この従来のものに不満を抱いていた。 従来のものはたいていやわいので、 力を入れても軸が曲がって力が分散してしまうのだ。 で、力が逃げないようにステンレスの角材で作ってみた。 しかも、天空の気を取り込むために、螺旋のアンテナを着けた! 調子に乗って着けたのだが、このアンテナちょっと邪魔っけ。 取っ手の面には、文字を書き込んで見ました。 健康祈願! |
8月19日で819ハイク=俳句だそうで、 この単純な語呂あわせ、あんまりヒネリがないので がっかりもするわけだが、せっかくだから私も一句 見上げれば ああ夏空よ さようなら なんもヒネリないなぁ・・・おれ。 |
終戦記念日でお盆の今日あたりに、 仕事しているヤツは非国民であろうが、 私も私の兄(社長)も、真っ黒になって仕事していた。 私は、ここ2日ばかり、一日中工場内で溶接仕事。 溶接の火焼けで、顔がヒリヒリしている。 これが海水浴の日焼けなら全身焼けるが、 溶接焼けは、無防備で火に近い顔ばかりが焼けるのだ。 しかもまだらに・・・
黒々と 鉄風鈴と 我がツラと 待ち焦がれたるクーラーの風 -den- |
数日前から、朝顔?の弦が巻き付いてた。 ありゃ これじゃ ネット張れないなぁ なんて思って、反対側の玄関の方に目をやると 玄関の横に置いてある錨(なんで錨か?)にも 弦が巻き付いている。 なんだか ものすごく暑いし、 仕事も休んでしまいたい気分にさせられた。
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店の裏の川と、店の前の道に、わずかに三角地の国有地があるのだが、 これが春から夏にかけて、ものすごく生茂る。
最近は、育ちたいだけ育て!!って感じ。 秋の終わり頃、役所手配の作業員が来て 刈ってくれるまで、我が春〜夏を謳歌するがいい! 私はすでに 夏ばてぎみなのだが・・・ |
今まで使っていた敷き布団がボロボロになってしまったので、 3ヶ月くらい前に、少しいいものに変えたのだが、 それが、ここのところ夜熱くて寝苦しくなってきたら、 寝相が悪くなって布団から転がり落ちてしまうのです。 しかも、この布団 マット兼用なので(高反発フトン)けっこう厚みがあるから、 一度落っこちると、完全に目覚めて立ち上がらなければ、上に戻れない。 そういうわけで、いつも朝目覚めるときは、この布団の上に私はいない。 もしかしたら、一晩で、この布団の上に寝てる時間は、1時間くらい? あとの約5時間半は、この布団を私は枕代わりにしてるようだ。 こんな風↓ で、だからどうしたいってわけではない。 これはこれで、けっこう気に入ってる私なのです。 |
今日はほんとうに久々晴れ間です。 このあたりでは、四方に山は見えませんが、 丹沢方面の山は、高いところに行くと見えます。 今日もじめじめしてることには変わりないし、暑いのはやっぱり酷です。 外働きの方は、ほんとうに体調に気をつけてください。 私も今日は、一日外働きです。 そうそう、良寛と遊ぶ-風鈴から靴のクオリアに至るお遍路-っていうのを 書き足しましたので、読んでみてください。 一杯飲みながら、流し読みするぐらいで、ちょうどいい書き汚しです。では |
暑い!とにかく暑い。 人間だけじゃなく、動物たちも暑いんだろうが、 文句を言ったり、弱音を吐いたりしない。 というより暑い時は暑いなり、 寒いときは寒いなり って感じなのか。 人間みたいにアクセクしなければ、それほどのことでもないのかもしれない。 人間の場合でも、アクセク行くのと、のんびり行くんじゃだいぶん違う。 下町の方に行くと窓や扉あけっぱなしで、 ラフな恰好のおばちゃんが、店先のヨシズの影でパタパタうちわで涼んでる。 通りのどこも、冷房なんかしないで、風通しをよくしてる。水うちなんかもして。 気楽なもんなのだ。それが自然。風鈴なんかで充分涼しい気分になる。 一方、オフィス街や新興住宅地は、みんな締め切って、 どこのうちも冷房をガンガンかけているから、外はどんどん気温があがる。 アスファルトってやつもいけない。土なら水撒けば、しばらくはいい。 アスファルトはすぐ熱くなるから、外で働く者は地獄だ。 が、 駐車場で、私の軽トラックの荷台にいつも横になっている猫は、 なぜか木陰に行かないで、日差しの強い荷台のシートの上にいつもいる。 冬は暖まっているのだろうって思っていたが、この酷暑にも乗っかっている。 彼女(私を見る目がどうも女っぽい)なりの理由があるんだろう。 あるいはおれのことが好きなのか? 愛は暑さを超えられるんか? んっ? ? こちらはローソンの出入り口。チュンチュン聞こえるので 見上げたら、ツバメの巣だ。 巣立ちのころなのか?この熱いのに、小さな巣はぎゅうぎゅう詰めだ。 ぎゅうぎゅう詰めで、親がエサを運んでくるのを口あけて待っている。 親もこの暑さで黒服だからもちろんたいへんだが、子も、かなりなものだ。 巣発ちまで、非常ベルが鳴らないことを祈るのみ。 私もけっこう動物好きで、めったに蚊も殺さない。 けな気なしぐさを見るとしあわせな気分になれる。だけど そういった気持ちを、創作によって表現でき、人に伝えることのできる人は少ないかもしれない。 京都の陶芸家 村田森さんの絵です。 うまいこと描こうというんじゃ けっしてなく、 描いている時に筆先に、愛がほとばり出るような感じ。 ほとばしり過ぎて、陰影さえもはみでちゃう。それでもいいのだ それよりも愛。 すごいことだと思う。 私の大好きな良寛の書に通じるものを感じるのです。 |
今日は旧暦なら七夕ということだが、新暦では、梅雨のまっただなかなのだから、 七夕は旧暦でやらなきゃいかんと思う。すべての日本の行事は、本来旧暦なのだから、月の名を一ヶ月遅れで、6月を皐月 7月を水無月 8月を文月などと言うようにしたら、どうだろうかと思う。そうしなければ、つじつまが合わない言葉もでてくる。たとえば梅雨の合間の晴天を“皐月晴れ”と言うのだが、私も先日まで勘違いしていた。そんなことから、自然の見方が変わってくるように思うのだが・・・ はなしは変わるが、 七夕のとき、羽をひろげて天の川の橋となったという“カササギ”という鳥だが、写真などで見ると、腹の白い小さめのカラスだが、尾が長く気品がある感じだ。何でも食べちゃうので有名な中国人が食べないというのだから、昔からよほど大事にされてきたのだろう。 ところが、いまやカササギって言葉は知ってても、見たことがある日本人はどれだけいようか。七夕の話はどんな日本人でも知っているが、カササギの話は知らない人が多いし、その鳥がどんなものかも知らないだろう。現に私も知らなかった。
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2.3週間くらい前の雨の日の午後だった。 『骨董の誕生』という企画展に渋谷の松涛美術館に行った。 それはそれで、たいへんおもしろい企画展だったのですが、 2.3日前に『創設70周年記念特別展柳宗悦の蒐集』という企画展に 日本民藝館に行った。そこで気付いたのだ。 この二つのとても特徴のある美術館が、実は歩いて数分の位置関係に あることを!! そしてこの二つの展示会が、それぞれにとても密接に関連していることも。 骨董趣味と民藝運動は実はがっぷりヨツなのだ。 青山二郎と柳宗悦は同じ親から産まれたいわば一卵性双生児で、龍と虎。 二人の時代に生きていたら、どんなにかドキドキ楽しかったことか。 そう思っている人が、今日もたしかに多い。だからこそ、この二つの展示会が ほぼ同時に極近所で開催されたのだと思う。 日本民藝館入口 DENも、最近ちょっと古道具へ傾倒している。骨董以前ではあるが・・・ |
一週間前だったか、妻の誕生日の日曜日 これからは、もう家族で出かけることもめっきり少なくなるだろうなぁ。 |
軽トラックで通りかかりの世田谷の代沢付近でちょうど雨があがった。 そこで、前から気になっている遊歩道に 紫陽花なんかきれいに咲いているかもって思って立ち寄ってみた。
特にすごく手入れしてある遊歩道ではないのだが、 住宅地(代沢)と商業地域(下北沢)のど真ん中にしては、 とても好感の持てる自然さを保っている。 おそらくこの地域に慣れ親しんで、地域の中で 愛され育っている遊歩道なのだろうなと思った。 そういう育ち方は、とても“うつわ”の育ち方に似ている。 “うつわ”も愛され撫でまわされていくうちに自然と気品を得ていく。 この遊歩道も、そんな育ち方をしたのだろう。 桜の古木と、やや新しい歩道が、ともに雨にしっとり濡れて 一客の茶碗の景色のように美しかった。 ちなみにこの遊歩道は北沢川緑道といい、 下水道の再生水をさらに浄化させた水がせせらぎをなしている。 いわば存在自体がリサイクルなわけだが、 この遊歩道の緑とせせらぎが、人に安らぎを与えることによって、 人の心もずいぶんと再生しているように思える。 都会の遊歩道は、ほんとうに愛すべき“うつわ”のようだと 思った雨上がりの夕べなのでした。 |
4月にはじめて開催したフラワーアレンジwith DENが好評で、次回の企画中です。denden店長が堤田園江先生と楽しく相談を繰り返して、次回の構想を練りました。うつわを作っていただくのは、美幸ひなたさん。土味を強調した個性的な作風です。これからも、ひとひねりありそうですが、とりあえずイメージができました。
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今夜 空を見上げたら、曇った西の空のなかにひっそり浮かんでいた。 今にも消えそうで、哀れな感じだ。
うつわとしては、三日月では頼りなく、 ちょうどこの4日目くらいの月が 実に“うつわ”的なのです。 うつわの厚み、重さは微妙に好みがある。 新月の厚みが、たまらないっていう人もいるだろうが、 そんな人はきっと磁器好きだと思う。 あるいは女好きかも。いにしえより三日月は女の眉をさすようだから
陶器はやっぱり4日目だよなあって 5月最後の月を見上げながら思ったのでした。 ちなみに月の満ち欠けと、その見える方角との関係は、 よく月を眺める人(私とか)でも、把握できないものですが、 このサイトを見たら、とてもよく分りました。おすすめ! |
1956年の着工以来、半世紀ぶりに全線開通。環状8号は大田区の羽田空港と北区岩淵町を結ぶ全長44.2キロの都市計画道路。総事業費は約5000億円 |
昨日、三浦半島のさきっぽの方で、雨漏りの修理を済ませて、帰社途中の横浜横須賀道路で雨に降られると、ちょっと気が変わった。 平日の天気の悪い夕方なら、きっとあそこでも空いていてゆっくり見れるだろうとおもったのだ。 で、急きょ鎌倉の明月院に向かった。 ところが、紫陽花寺と呼ばれる明月院の紫陽花は、まだまだ。 ツボミは、雨にそぼ濡れて、なおのこと硬く、身をすぼめていた。 しかしながら、雨ってこともあって人影は皆無。 私だけの明月院を、ひとり雨に濡れて味わったのでした。でも、びちょ濡れ。 |
去る5月15日を持ちまして 44歳とあいなりました。 43歳のときは、40代はじめって意識でしたのに、 44を字面で見てみますと、なんともいい難く どっぷり40代なかばではありませんか。 44は、ひどく残念な、郷愁に似た気持ちを誘うではありませんか。 で 空は誕生日こそ晴れ渡りましたが、 毎日が梅雨のようなもどかしさにあわれを感じて詠める 五月晴れと誰が言うたか雨こころ 緑そぼ濡れ よわいしじゅうし |
鳴かぬなら殺してしまえほととぎす -信長- 鳴かぬなら鳴かしてみしょうほととぎす -秀吉- 鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす -家康- という事になっていますが、それぞれの性質を分け合っていたように思う。 信長もずいぶん待ったはずだし、家康でさえずいぶんと殺したろう。 で、ここのところ会社の事務所にいると、とてもいい鳴き声が 聞こえてきてうれしくなるのだ。何匹もいて、競ってるようだ。 もちろん ほととぎすでなく うぐいすだが。 さて、上の三句をもじって 鳴かぬなら 鳴かなくてよいほととぎす -と、山頭火は詠んだ。 で、 私の今の心境は 泣きたけりゃいくらでも聞くようぐいす ってなことで・・・ |
この人たちはみな女性です。 しかも、硬式野球の先鋭たちです。 先日行われた全日本選抜のセレクションの風景です。 このなかに私の娘もいるわけだが・・・ 戦国の世に現れた“カブキもん”も、質実剛健な従来の武士から 窮屈さを感じて抜け出してしまった輩たちだが、この女硬式野球選手たちも ある意味“カブキもん”だ。 従来の女性らしさに納まらない者たちだ。 で、応援にきていたこの者も おそらくは “カブキもん”じゃろなぁ↓ |
DENへたまプラーザ駅から行くと、桜のいい小道がある。 いまが八分咲きってところでしょうが、 来週の週末まではもたないか。 この小道は、国学院大学のキャンパスを突き抜けて、 DENのすぐそばまで通じている素敵な道で、 気分がとってもよくなる、ご機嫌なスポットです。 さて、DENの店長 わが妻はと言うと さくらどころじゃない状態。 人気作家 後藤義国さんの作品に埋もれていました。 下の写真を見ると、在庫がいっぱいあるように思われるかも しれませんが、すべて行く先の決まった予約の品です。 一日に4.5件にしか発送出来ないので、随時やらせていただいてます。 お待ちのお客様には、大変ご迷惑お掛けしてます。 散る桜 残る桜も 散る桜-良寛 ゆくうつわ 残るうつわも ゆくうつわ-den |
DENの近くの国道246が、2年前くらいから工事していた新石川という 交差点がようやく完了した。 国道246は高架して、 交差するDEN方面へと向かう道は渋滞が緩和されるようになった。 この渋滞緩和はある意味、とてもいいことになるように感じている。 それがこの時期だということもかなり意味があるようにも思う。 去年の今頃は、 この工事が気の流れを変えるのを意識してはいたものの、 この気の流れの変化がどんなものになるか、わからなかった。 でも、今はとても確信があります。 私をとりまく全体的流れが良いものになったことを。 さくらの開花にともない 順風が吹いてくるのが感じます。 |
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先日、魯山人の展覧会をのぞいた。 あえて、のぞいたっていうのは、 ほんの短い時間で走るように見たからだ。 鎌倉の源吉兆庵美術館でだったのだが、 若宮大路に軽トラックを停めて、走って路地を抜けて 入館してわずか10分ほどで、車に駆け戻った。 ほんとに短い時間だったが、魯山人へのある先入観が溶けた。 と、いうのは、雲錦などの絢爛なのが魯山人と思っていたからだ。 ところが人生の最後には、 作為のない備前のやきものに夢中になっていたことを知った。 私がそれを知らなかったということは、 世間でもやっぱり知られていないことだと思う。 そればかりでなく、 もしかしたら陶芸界のなかでも、 単純に魯山人らしくないという理由で、 評価が低くはなかろうか。 しかしそれは、 めったに備前に興味を示さない私の目を、釘付けにした。 ほんとに素敵だななぁと思った。 篆刻や書から始まった魯山人の美意識が、 備前焼というもっとも地味な工芸によって完成された。 このことは間違いない! と、私は確信したのであった。 わずかの10分の魯山人だったわけだが・・・ |
なかなか更新できなくなっちゃっていますが、 昔はこれがストレスになったりしたものですが、 ネット生活も7年目くらいになると、 そういう時期もあるもんだって感じになってます。 1月末から2月中旬までは、工事の仕事がめちゃ忙しく、 仕事が一息ついたら、息子の野球部の卒部式やら、卒業合宿やらで、 なんだか私生活でバタバタしておりました。 で、アッという間に、展示会です。 白いうつわを中心に 三人展よろしく! 下は卒部式の賞品のゆくえ123です
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2006年が幕開けました。 昨年があんまり問題の多い一年だったので、 今年こそは、良い年になってもらいたいと切に思います。 皆様よろしくお願いします。 で、 できるだけ年内にやっておきたいことを 暮れにひとつづつチェックしていて、 長い間手がつけられなかった仕事に着手。 心だけは込めて作り、こそこそと納品もしてきた。 あるお食事処のゴルフコンペの優勝モニュメントなのだが、 連続して優勝してる人のための、ちょっと豪華な賞。 豪華といえば豪華でないわけではないが、 なんと言っても重い!総重量5kgはある?
納品が遅れたおわびに、↓の犬?たちもさしあげてきた。 お店は、『母庵』 目黒区の碑文谷にある。 横浜青葉区方面に出店の構想もありそう? この超人気店の順風を、DENも受けたいものだ。 |
ステンレスで、来年の干支の犬を作ってみました。 コーギーをイメージして作ったのですが、 犬以前のものになってしまいました。 ほとんど削る道具を使わないで溶接の火だけで、かたまりから形を作って いくのです。 思ってるラインになるように念じながら、火を近づけたり、 遠ざけたりするんです。 ステンレスが飴のように溶けて流れて、しだいに冷めて固まる様は、 火山の溶岩を間近で見るようで、快感です。 |
おかげさまで、今年はずいぶんと少年野球を見せてもらった。 そして 5年前から野球をはじめた息子は、今シーズンで“少年”野球を卒業。 それだけに 水屋箪笥の上に飾ってあるむかしの写真を見ると感慨深い。 あの照れくさ屋で、人見知りの、よわよわしい息子が、 少なくとも図体だけは、ずいぶんと成長した。 5年前の今頃の息子(あたりまえだが、右側) ↓ これが、5年経つと、こうなるから驚き。 光陰矢のごとし 身長170cm |