良寛と遊ぶ
8/21から24まで、陶器の買い付けに、
八日市→丹波立杭→信楽→四日市→常滑→静岡
家族4人で愛車のチェロキーで行った。

 8/21AM

8/21 朝4時30分に川崎の我が家を出発した。
そして、昼前に名神高速で滋賀あたりを通る頃、
八風窯の中根さんを思い出した。
いきなり電話してひきよせられるように、
八風窯に向かった。
別荘地としてもいいロケーションのすばらしいところだ。中根さんは、想像以上に知的で優しそうな方だった。
陶芸の某メーリングリストで毎日のように、
お話を拝見してるのですが
多彩で知的で面白い投稿にいつも感服していました。
そのイメージからするともっと性格的に派手な感じと想像してましたが、よく日に焼けたお顔から発せられるちょっとハスキーな声は、あまり抑揚のない淡々とした感じなのに、ひどく味がある。

う〜ん、中根さんは、勝利の女神に愛されるタイプだなあと、直感的に思った。

勝利の女神は、好みにうるさい。。
一番の好みは釈迦さんみたいな人。
大石内蔵助さんもきっと好みと思う。
秀吉なんかも若い頃愛されたんだろう。
陶芸家中根 啓さんは、そんな人のように思いました。

奥様も物静かな美人で、内に秘めた感受性を細いからだにいっぱいつめたような人でした。
そして、奥様の寵愛をうけた馬がこの 八風窯にはいる。馬の目は、大きくぱっちりしているけれども、
うるうるとして悲しみを秘めているような気がする。
その目は、人の悲しみをよく知りつつ、
だから一層明るい中根さんとその工房を
象徴するような澄んだ目でした。

沖縄の土による焼き物を
研究中だと熱く語られる中根さん。
まだうまくいかないようだが、
きっと中根さんはこの勝負に勝つでしょう。

良寛おじさんは、
勝利の女神に愛されたどうかは疑問だが、
ご承知のとおり 良寛おじさんは、
子供にとても愛された。
手毬が好きで「テマリ上人」とも呼ばれた良寛。

たぶん勝利の女神と子供の好みは似てる。
中根さんの顔には、
知的なのだが、いたずらっこのオチャメさがある。

 

 

 

 

 

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