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秀作掲載 富士市在住みゆきさんの作品。うつわもみゆきさん作
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投稿お待ちしております-den |
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den |
2001/9/11 |
火葬後の骨は海へと帰りたき “いわお”とならず 解けてゆらゆら |
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den |
2001/9/8 |
がんばれよ 内にもちたるさざれ石 “いわお”となりてこけのむすまで(爆) |
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みゆき |
2001/9/2 |
被支配の 苦き過去持つ この島の 雄々しきゴーヤ 胡瓜にまされり |
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みゆき |
2001/9/2 |
葉っぱだけ これに始まり これにて終わる それもまた良し 時は短かし |
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みゆき |
2001/9/2 |
三年前 こころ定めし月桃のしなやかな葉に まためぐり逢う |
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みゆき |
2001/8/31 |
尿路にあるという結石はレントゲンに映らずも とどのたうつ |
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den |
2001/8/31 |
国道の正面にみゆる富士の山 大気澄む日は みゆきを思う |
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den |
2001/8/31 |
そらまめくん 殻むき茹でて喰うたびに 思い出される ちょんまげくるり |
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den |
2001/8/15 |
そらまめくん シリーズ読んでやるたびに 思い出される ちょんまげくるり |
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みゆき |
2001/8/9 |
ビアカップ並べて選ぶ今日の友 泡を言葉にお前と飲もう! |
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den |
2001/8/3 |
夏麦酒 流るる泡は陶の肌なめるがごとく いとしすすらん |
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den |
2001/8/3 |
まず麦酒 飲干した後 かえりみる 冷たき陶器 凛としてある |
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den |
2001/7/22 |
夜ごと謎解きた〜あなうらやまし 富士の高嶺に 熱き疑問符 |
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den@灼熱 |
2001/7/22 |
ぬか香り 恋しきゅうりや ああきゅうり きゅうり恋しや 恋しやきゅうり |
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den |
2001/7/18 |
うつわやの 主人キュウリに何思う?妻と二人で 夜ごと謎解き |
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hoihoi@鰻いらず |
2001/7/15 |
時宗を とにかく10キロ太らせる あらあら不思議 でんさんになる |
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みゆき |
2001/7/14 |
漬け胡瓜 触れてあるもん思い出し 今夜あたりはと鰻買い込む |
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den |
2001/7/14 |
糠味噌に 触れて粘土を思い出し 再開誓いて 胡瓜押し込む |
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みゆき |
2001/7/11 |
作りたて 板皿の上 犬通り 足跡いとし そのままにする |
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清水知子 |
2001/7/7 |
おひさまに戦い挑んで負けたのは ハチノムサシと我がチューネンかな |
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den |
2001/7/5 |
まなざしは 陶見るときも人見るも 良寛の瞳 うつわやのひと |
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みゆき |
2001/7/4 |
美しきうつわに心こめる者 ひとの言葉に心見るべし |
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den |
2001/7/4 |
飯碗が曼陀羅に見えど さらなり 米つぶひとつが曼陀羅と見ゆ |
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den |
2001/7/4 |
欠点も弱さも抱えて生きてゆこ ひともうつわも それが魅力さ |
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みゆき |
2001/7/3 |
寸分の すきなく論陣張るよりも あなたのうつわ ほろ酔うて眺も |
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みゆき |
2001/7/3 |
雲の間に 見え隠れするおぼろ月 やさしきこころ ほの見えがいい |
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みゆき |
2001/7/2 |
作務衣に くわへ煙草で現れし 彼女の手から生まれしうつわ |
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KAKO |
2001/7/2 |
物体C 宇宙より来しキャラクター 今日もおもちゃにされて幸せ |
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そら |
2001/6/30 |
土ひくな土にひかれよ土になれ土の道ゆくひとは柔らか |
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den |
2001/6/30 |
投げられよ投げを拒むな投げられよ受身悟りて投げよ心で |
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den |
2001/6/29 |
しばらくは 遠ざかれども信じてる 全てが通ず 全てに通ず |
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みゆき |
2001/6/29 |
炎天下 なりわい励む柔の師 「無償のこころ」子に伝えたし |
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みゆき |
2001/6/25 |
キャッチボール わがことっては わがなげて 同じ遺伝子もつを感じて |
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den |
2001/6/25 |
かごの鳥 つゆ空にこそ 解き放て!翼ひろげよ 君の悲しみ |
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den |
2001/6/25 |
負の思い 窯焚くように焼き尽くし 人喜ばす陶 いつか作らん |
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みゆき |
2001/6/25 |
今日もまた 子の習い事付き添いて 自他競泳の こころ学べり |
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みゆき |
2001/6/21 |
天空を切り裂けひかり!薄衣がずり落ちながらここにくじにょろ |
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くじにょろ |
2001/6/20 |
柔はよく剛を制すという極意 土の道行く人も柔らか |
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den |
2001/6/20 |
人憎み憎み憎みしそのすえはその手拒まん愛し土さえ |
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den |
2001/6/20 |
初めての柔の試合 臨む子に 言葉贈りて われも噛みしむ |
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みゆき |
2001/6/16 |
悲しけれ 子供殺せしあの人も かつてはきっと 傷つけられし子 |
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みゆき |
2001/6/16 |
梅雨あれば大気潤し万象生く 大器に生気満ちて洋々 |
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den |
2001/6/12 |
蝸牛タイムマシンに見えてくる 千年前から紫陽花が好き |
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den |
2001/6/12 |
枯れ枝に 見えし紫陽花の苗木 4年目の 今花開き われを励ます |
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みゆき |
2001/6/8 |
がんじんも さんぞーほうしも いいよるでえ♪ やりたいように やっただけや て |
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みゆき |
2001/6/1 |
鑑真に 三蔵法師になるなかれ いのち短かし恋せよ乙女 |
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den |
2001/5/31 |
↓返歌 夏来れ!白き豆腐は醤油待ち 若き小皿は枝豆を待つ |
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den |
2001/5/31 |
4/21のdenへの返歌 醤油香の小皿に愛着捨てられず扱い未熟な我が身を正す |
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Harumi |
2001/5/30 |
鑑真を 三蔵法師をを 思い出せ われなど甘き 砂糖菓子なり |
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みゆき |
2001/5/29 |
空を見よ 星を見上げよ 土握れ うれしいときもかなしいときも |
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den |
2001/5/21 |
釉薬に溺死せし蚊は寸前に我が血吸いたり生まれよ陶へ! |
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den |
2001/5/15 |
重ねわるいと人がいう ひねくれうつわ並びたり 勇姿ぞ見事!我が愚連隊 |
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den |
2001/5/15 |
よわい増え うつわかざして五月空 黄瀬戸のみどりに我が心見ん |
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den |
2001/5/6 |
かみさまよ 陶とひきかえ わが息子 治しておくれ いますぐやめる |
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みゆき |
2001/5/4 |
母しらず 父もわからぬ身なれども いまのしあわせ 噛みしめてつくる |
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みゆき |
2001/5/1 |
手の中の陶に見ゆるは 湯けむりの父子睦まじ我の幼少 |
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den |
2001/5/1 |
母の手で 作りしうつわ 送り出す こころはまさに 花嫁の父 |
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みゆき |
2001/4/27 |
ごすいらぼおりべしのるりかいこひきはけめてんもくぞうがんひいろ |
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den |
2001/4/27 |
いつの間に 与えるつもりが 与えられ 汗の向こうの かがやきを見る |
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みゆき |
2001/4/27 |
窯出して くづれるように 臥した夜 貫入の音 われをなぐさむ |
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みゆき |
2001/4/26 |
チャリティーの うつわに込めた 作り手の 想い受けとめ 我も励まん |
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みーこ |
2001/4/26 |
失敗と 知りつつ産湯 浸けてやる 希塩酸に素肌 ぴりりといたむ |
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みゆき |
2001/4/25 |
愛しき陶割りし日こそ めざめよつばめ! 我が空を裂け! |
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den |
2001/4/24 |
楔打つ 大かなづちの 重き音 器に映る 景色夢見て |
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houbou |
2001/4/24 |
作り手の 姿が映る 器ゆえ 触れる心も 良き事願い |
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houbou |
2001/4/24 |
うつわにも 心があると 知りたる日 友のお皿にこころ奪わる |
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由来 |
2001/4/24 |
話せない重い病に訪ねては 自作のうつわきっかけとする |
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はいぱーどっぐ |
2001/4/24 |
鐘の音(ね)をただ聞く為にあの道へ口笛を吹き軽くステップ |
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久慈二四六 |
2001/4/24 |
目に青葉 されど精霊は影に棲む 暗きところの織部が語る |
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den |
2001/4/23 |
むぞうさに 割り捨てるなど 出来るまい あの子もこの子も われの生みし子 |
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みゆき |
2001/4/23 |
売れぬ日は ちちとははの手思い出し ぴったりの茶碗ゆっくり選ばん |
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den |
2001/4/21 |
若き陶 醤油吸わされ捨てられど ちいさき皿のこころざしを見よ |
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den |
2001/4/21 |
あたらしき陶は乾いて人をまつ 水をたたえて花ひらくまで |
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den |
2001/4/21 |
あの人が愛したうつわに白湯汲んで あたたかいから潔く泣く |
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den |
2001/4/21 |
あるじなき部屋にふわりと陽がさして ふたりのうつわ浮び上がるとき |
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den |