薪窯の焼きを再現する簡易炭窯の紹介

デモンストレーション@DENのページもご覧下さい。

この窯をまじかに見ても、これが1300度以上も上がるなんて誰も本当には信じていなかったのかも知れない。

それは、2001年1月27日
おりしも横浜は、大雪であった。

 陶芸サイトのオフ会の日だった。

この窯の製作者は、(株)カブマツの社長、松田将英さんである。

関東で陶芸オフ会とあって、松田さんは前日から、在住の大阪を車で出発。

雪の中を海老名パーキングで仮眠後、DENにいらして下さった。

松田さんは、早速熱い口調で、愛するこの窯のことを話してくれた。

『刀鍛冶なんかは、炭のちからを、昔から知ってまして、炭だけで陶器が焼けると信じてました』

それが、本当だったら、さぞすごいと思った。
オフ会に集まったしんちゃんをはじめとする七輪陶芸家たちも、興味深々だ。

送風なしで二時間で、1300度まで上がるなんて!!

 七輪陶芸をやった事がある人なら誰でも知っているが、ドライヤーなどで送風しなければ
ぜったい1000度以上は上がらない。それ以上あげるには送風しかない。しかし、強制送風は竜巻きのような激しい火を作ってしまい、自然さと安定度に欠ける。それをこの窯は、完全にクリアしてしまった。そして、部分的には登り窯のような自然なビードロやきれいな緋色を生み出すのである。それも、最初に入れる3.5kgの炭だけである。

陶芸オフ会一次回終了後、遠方から来たメンバーは、DEN一家に雑魚寝の予定で集まった。
そのメンバーが見守るなか、我が家のガレージで焼成デモが始まった。
雪はようやく止んだが、極寒の夕方。松田さんの瞳のなかだけは、メラメラと燃えているようだった。

炭はコーヒー豆の再生炭

 

窯入れは、
火の通り道を考えて! 

 

点火はカセットバ-ナーで
5分程度。

約1時間半後
見事に火柱がたってます

 

 

次の日の朝
窯だししました。

この日のできあがりです。どうでしょう。

雪がつもり、風も強い悪条件にもかかわらず、

1300度 を軽々と超えて
しまいました。しかも全てひび割れなどなしです

DENでは松田さんから、この窯をお預かりしました。

DEN店内にて、ご覧になれます。希望者が増えましたら、DENの近所で焼成デモをしたと思っています

興味のある方は、是非ご連絡下さい。  うつわのみせDEN045-910-5177

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