-オーラに色があるように-
また長谷川美知子さんの元気なうつわたちに出会えることをたいへんうれしく思います。 長谷川さんの今回の新作を、数点拝見させてもらって、長谷川陶芸のさらなる進化(深化)を実感しています。 長谷川さんはここ数年大きな病と向き合いながらも陶芸活動を止めないで、それどころか なおさら熱心に励んでこられました。それはあたかも陶芸が、生きるエネルギーを発しているかのようです。 具体的に作品はといえば、以前より一層 健康な色彩に彩られているように思えます。 テレビ番組『オーラの泉』とかでは、よく “オーラの色”が問題になることがありますが、 長谷川さんの今回の新作を拝見すると、うつわが長谷川さんの“オーラの色”を発しているかのようです。 あるいは、うつわが自らカラフルなオーラを発しているかのよう。 陶芸における色付けは、作業的にはかなり作為的なもので、計算と経験がものを言う工程ですが、 出来上がった作品がその作為さえも飲み込んで洗い流してしまってるように思うのです。 うつわに浮かび上がる色あいに、魂の振るえみたいなものが感じられます。 それで 今回の葉書のご案内状には、こんなコメントを添えさせて頂きました。
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